暑い夏、お祭りや花火大会、盆踊り、海でバーベキュー…
夏には楽しいイベントがいっぱいですね。
ただ、夏になるとわいてくるイヤな奴…そう、「蚊」です!
今回は、蚊に刺されないようにする対処法や、既に刺された方のかゆみ解消法などをピックアップしてお届けします!
一般的な蚊の種類
まず、一般的によく見かける蚊は、「アカイエカ」や「ヒトスジシマカ」といった種類です。蚊の発生源は種類によっても違いますが、大きく分類すると、「成虫」か「幼虫」かで変わってきます。
蚊の成虫は、窓を開けっ放しにしていたりすると、人間の汗のにおいなどにつられて侵入してくることが多いですが、幼虫の発生源は、何と水場。
外でいうと田んぼや空き缶のたまり水などから。家の中では、排水溝やシンクのたまり水から繁殖することが多いとのこと。
特にヒトスジシマカは少量の水で繁殖してしまうので、雨が降って一時的にできただけの水たまりで大繁殖する事もあるとか…怖いですね。
「刺してくるのはメスの蚊だけ」ってホント?
実は、人間の血を吸うのはメスの蚊だけなんです。
オスは、普段は花や葉っぱ、果実の汁などを吸って生活しています。
メスの蚊も、普段はオスと同じものを吸って生きているのですが、「特別な時だけ」動物の血を吸いに来ます。それが、「繁殖期」です。
産卵や繁殖をするために、子育てに必要なエネルギーとなるたんぱく質を動物の血からもらおうと考えているわけですね。
子を思う母とは、いつの世も恐ろしいものです。
刺されやすい人・刺されにくい人の違い3つ!
まずは、血液型!
O型>B型>AB型>A型の順番に刺されやすいです。つまり、O型の方は要注意!
次に、基礎体温が高い方!
蚊は夏に繁殖する事もあって、温かいものに寄ってくる性質を持っています。
特に妊婦さんや子どもが刺されやすいという事ですね。
最後は、意外なところで、「色」です!
実は、蚊は黒が好き。暗い所や黒色の服などに集まる習性があります。
色白の人よりも色黒の人の方が刺されやすいって事ですね。
刺されないようにする対策とは?
まずは何と言っても、発生源の水気を無くす事です。
梅雨の時期に散乱して繁殖した蚊が、7月以降成虫になり、人に害を与えます。
キッチン周りや排水溝などをきちんと乾燥させ、発生源を防ぐことが大切です。
また、人間よりもさらに成虫の蚊を寄せ付ける、いわゆる「オトリ」や「トラップ」を仕掛けるのも手です。
実は、蚊は「CO2」に寄せつけられる性質があり、これを利用して、炭酸水やビールなどを容器に入れて放置する事で、人間よりもさらに魅力的な場所を作る事が出来ます。
この時、ビールなどの中に食器用洗剤を薄めて入れておくと、引き寄せられた蚊を殺すトラップの役割をしてくれます。
※ペットを飼ってる方は、誤ってペットが水を飲んだりすることが無いよう注意してください!
また、意外と多いのが、夜お風呂に入らず、朝シャンで済ませてしまう方。
人間の皮脂や汗のにおいは、蚊の大好物です。清潔にしておくことで、蚊に刺されにくくなるとのこと。
特に足の裏を清潔に保つのが、一番の対策です。
一日中働いた後の足は、汗や皮脂など蚊の大好物ばかり。しっかりと洗いましょう!
刺されてしまってもこれで安心!かゆみの対処法!
そもそも、なぜ蚊に刺されると痒くなってしまうのでしょうか?
実は。蚊は血を吸うときに、人間の皮膚感覚を麻痺させるために唾液を注入します。
この唾液が、皮膚に炎症を起こし、空気に触れることで痒くなる、ということですね。
そのため、患部にばんそうこうやテープを張って、空気に触れなくさせることで、そもそものかゆみを抑えることが出来ます!
また、かゆみを麻痺させるために、患部を冷やすことも◎です。
冷たさで麻痺させることで、かゆみを忘れられます。
そして最後に!患部に塩を塗る!
これ、決して民間療法ではなく、科学的根拠があります。
実は蚊に刺された場所は弱酸性になっているので、弱アルカリ性である塩を塗り込むと中和され、かゆみが起きなくなる、というメカニズムです。
どこの家庭でも、この方法でかゆみを中和する事が出来ますね!
デング熱等の感染症には要注意!!
メスの蚊に刺されて一番怖いのは、実はかゆみではありません。
メスの蚊は、ヒト以外にも様々な動物の血液に接触します。
つまり、蚊を通じて「さまざまな感染症への感染リスク」が増してしまうわけです。
黄熱、ウェストナイル熱、デング熱、日本脳炎など…恐ろしいですね。
人間だけではなく、犬や猫などのペットにも感染症のリスクが増えます。
ペットを飼っている方や、免疫の低い赤ちゃんが一緒のおうちは特に、家庭の中に蚊を持ち込まない対策が必須ですね。
まとめ
いかがでしたか?
この時期、蚊は爆発的に増えますので、対策は必須と言えるでしょう。
少しでも悩みの解決に近づけられれば幸いです。