4月9日、政府が2024年上期をめどに各紙幣を刷新する方針を発表しました。
新紙幣への様々な反応が見られるなか、こう考えた人、結構いるハズ。
「今のお札、とっておけば値上がりするんじゃない?」
実際、記念硬貨なども高値がついてるって話、よく聞きますよね!
実態を調査してみました!
20年ぶりの新札発行を発表
そもそも、今回の刷新では、高精細のすかし模様やホログラムなど、紙幣の偽造、不正防止を目的としているほか、指の感触で識別できたり、額面の数字表示を大きくしたりと、ユニバーサルデザインを強く意識した様式になるそう。
1万円札は福沢諭吉から渋沢栄一へ、5千円札は樋口一葉から津田梅子へ、千円札は野口英世から北里柴三郎に代わる予定です。
肖像の人物ゆかりの地では喜びの声が上がる一方で、デザインやフォントについて否定的な意見も多く聞こえてきます。
新札のデザイン、みんなの意見
想像をかなり超えてきてるらしいですね。
ちょっとわかるかも。
名案過ぎる。私も回収したい!誰か!
旧札は値上がりする!?
さて、本題です!さっそく出てました、こんな意見!
現行紙幣もとっておけば、つまり、「旧紙幣」になったら元値よりも価値が上がるの!?
…とおもって調べてみましたが、どうも基本的には旧紙幣は額面と同じ料金での買い取りとなるそうです。1つ前のデザインの夏目漱石の千円札や新渡戸稲造の五千円札を保管している人がそこまで珍しくないのと同じで、特別特徴がないお札はプレミア価値もつかないそう。残念です。
とっておいた方がいいお札とは
では逆にどんなお札ならプレミアがつくのでしょうか?
一般的にプレミアがつく紙幣には、いずれも流通量が少ない、という点が大きなポイントになってきます。造幣枚数が少ない年の紙幣だったり、紙幣の隅に記載される紙幣番号(アルファベットと数字の組み合わせ)が希少だったりすると、プレミアがつくそう!
たとえば、番号がゾロ目だったり、キリ番(10000、20000など)、階段(123456など)などがあります。
また、数字の両端にアルファベットがつくのですが、これもポイント!
(A000000A)や(Z000000Z)などの通称AA券、ZZ券などと言われるものは、状態が良ければ最大1.5倍ほどで取引されるんだとか!
お財布の中身にこれらが埋まっていれば、大事に保管しておいてはいかがですか?
お札の保管方法
旧紙幣はトレンドの移り変わりが早いそうで、希少な紙幣であっても、経年劣化で時間がたつと見つけた時の査定額を下回ってしまうことも。
保管方法としては、傷や変色、腐食などの劣化を防ぐため、皺にならないよう額などに入れて密封。日の当たらない場所で保管するのがお勧めだそうです!
まとめ
よほど好条件がそろわないと、残念ながらそこまでプレミア価値がつくということは少なそうですが、今のうちから番号が珍しいものを保管しておいて、20年寝かしてみるのは少し夢がありますね!
貯金にもなりますしね。
ちなみに私も、お財布やへそくりの中身を確認してみたんですが、これと言って”レア紙幣”と言われるモノは見つからず…残念です。